リチウム電池内蔵の製品に注意 スマホなど発火270件 

再現実験で発火、発煙するモバイルバッテリー(NITE提供)

 製品評価技術基盤機構(NITE)は27日、ノートパソコンやスマートフォンなど、リチウムイオン電池を内蔵した製品の発火、発煙事故が、3月までの5年間に少なくとも274件あったと発表した。事故は増加傾向にあるとして注意を呼び掛けている。

 内訳はノートパソコンの電池の発火、発煙が110件で最多。携帯端末の充電用のモバイルバッテリーが108件、スマートフォンが56件あった。発火、発煙時の状況は「充電中」と「充電しながら使用中」の合計が約半数を占めた。

 担当者は「メーカーのホームページなどでリコールの有無を確認するほか、製品を丁寧に扱ってほしい」と話している。


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