コスモス国際賞にグドール博士 チンパンジー研究で成果 

ジェーン・グドール博士

 国際花と緑の博覧会記念協会(大阪市)は19日、自然と人間の共生に貢献した研究者に贈る「コスモス国際賞」の今年の受賞者に、チンパンジーの研究で知られる英国の動物行動学者ジェーン・グドール博士(83)を選んだと発表した。

 グドール博士は1960年からアフリカ・タンザニアで研究を開始。野生のチンパンジーが草の茎を使ってシロアリを捕ることを発見し、人間以外の動物が道具を使用しているのを初めて確認した。さらに、チンパンジーは地域ごとに使う道具が異なることや、寿命が約50年であることなど、詳しい生態を解明した。


  • LINEで送る