衛星3基による巨大望遠鏡実現へ 欧州、宇宙で重力波キャッチ

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重力波望遠鏡「LISA」を構成する衛星の想像図。もう2基の衛星とやりとりするため、2方向にレーザー光を発している(欧州宇宙機関提供)

 宇宙空間に正三角形を描くように配置した3基の衛星を使い、超巨大ブラックホールや連星が放つ重力波を捉える欧州宇宙機関(ESA)の重力波望遠鏡「LISA(リサ)」が実現に向けて動きだした。ESAが6月に計画を承認、2034年打ち上げを目指す。

 地上にある米国の「LIGO(ライゴ)」や日本の「かぐら」といった望遠鏡では観測できない微弱な重力波をキャッチできる。光や電波で見えない天体の姿を重力波で描き出し、天文学の可能性を大きく広げそうだ。

 ESAのチームは「宇宙への理解を根本から変えるだろう。138億年前のビッグバンの残響を捉えられるかもしれない」としている。