2017年6月28日 19:35 | 無料公開
タカタの債権者説明会を終え引き揚げる債権者ら=28日午後、東京都千代田区
東京地裁は28日、欠陥エアバッグ問題で経営が悪化したタカタの民事再生手続きの開始を決めた。タカタは11月27日までに再生計画案をまとめ、裁判所に提出する方針だ。再建に向けた動きが本格化する。
タカタは28日、東京都内で初の債権者説明会を開き、取引先の重要度に応じて債務の支払いに差をつける方針を表明した。「事業を継続し、供給責任を果たすことで事業価値を維持することができる」と強調し、再生手続きの開始後も取引を続けるよう求めた。
説明会には約300人の債権者が出席した。高田重久会長兼社長は冒頭で「ご迷惑をお掛けし、心より深くおわび申し上げます」と謝罪した。