東証反落、終値94円安 利益確定売り強まる 

東京証券取引所

 28日の東京株式市場は、このところの相場上昇を警戒した利益確定の売りが強まり、日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反落した。

 終値は前日比94円68銭安の2万0130円41銭。東証株価指数(TOPIX)は4・65ポイント安の1614・37。出来高は約19億2000万株。

 朝方から高値を警戒して、慎重姿勢を強めた投資家の売りが先行した。トランプ米大統領の政策実現能力への懸念が広がり、前日の米株価が下落したことも嫌気された。その後も売買材料を欠く中、売り注文が優勢となった。

 一方、海外の金利上昇で運用の改善が期待される銀行株が買われた。


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