安倍首相、再生医療支援を強調 iPS利用の研究所訪問 

理化学研究所の多細胞システム形成研究センターを視察する安倍首相=24日午前、神戸市(代表撮影)

 安倍晋三首相は24日午前、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した再生医療の現状を視察するため、神戸市の理化学研究所(理研)の多細胞システム形成研究センターを訪問した。首相は理研関係者との意見交換で「さまざまな病に苦しむ人の人生を取り戻せる成果を期待している。政府としてしっかり支援していきたい」と述べた。

 重い目の病気の患者に、他人のiPS細胞から作った網膜の細胞を移植した世界で初めての手術の説明を受け、細胞を顕微鏡で観察した。理研の松本紘理事長や高橋政代プロジェクトリーダーとの意見交換で「これからも世界をリードしてほしい」と語った。


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