米軍オスプレイ事故に言及へ 翁長沖縄知事、慰霊の日式典で 

 沖縄県の翁長雄志知事は19日、沖縄戦の戦没者を追悼する23日の式典で読み上げる平和宣言に、昨年末の米軍新型輸送機オスプレイ事故を引き合いに米軍訓練の在り方を批判し、12日死去した大田昌秀元知事の功績をたたえる文言を盛り込む方針を固めた。

 翁長氏は日米両政府からの式典出席者に、96年の日米特別行動委員会最終報告をほごにするかのような在日米軍の訓練が相次いでいると主張。住民が今なお危険にさらされ続けていることをアピールする狙い。

 激戦の地となった糸満市摩文仁に、敵味方を問わず全戦没者20万人以上の氏名を刻む「平和の礎」を建てた大田氏の在任中の取り組みも評価。


  • LINEで送る