日マルタ「法の支配」確認 首相、サミット終え帰国へ 

マルタのムスカット首相(左)から歓迎を受ける安倍首相=27日、バレッタ(AP=共同)

 【バレッタ共同】安倍晋三首相は27日、イタリア南部シチリア島タオルミナで開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)など一連の日程を終え、地中海マルタ首都バレッタ近郊のマルタ国際空港から政府専用機で帰国の途に就いた。サミット閉幕後にマルタ入りし、27日夜にムスカット首相と会談した。海洋進出を強める中国を念頭に「法の支配」の重要性を確認した。

 マルタは今年前半の欧州連合(EU)議長国で、日本の現職首相が訪問したのは初めて。両首脳は、日EU関係の強化で一致。東・南シナ海情勢に関しては、法の支配に基づく国際秩序の維持に向け、連携を確認した。


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