米長官、軍事解決は「悲劇」招く 北朝鮮で外交追求 

19日、国防総省で記者会見するマティス国防長官=ワシントン近郊(共同)

 【ワシントン共同】マティス米国防長官は19日の記者会見で、北朝鮮問題を軍事的に解決しようとすれば「信じられないほどの規模の悲劇」をもたらすと述べ、外交的打開を追求すべきだとの考えを強調した。「米国は国連、中国、日本、韓国と協力して現状から抜け出す策を見つけることに取り組む」と表明した。

 トランプ政権は4月下旬、北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を迫るため、国際社会と共に経済制裁を強化して圧力を高め、対話に応じさせると議会に説明していた。マティス氏の発言で、軍事行動よりも外交努力を尽くすことを優先させるとの米政権の方針が一層明確になった。


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