稀勢の里の出場を評価 横審委員長、V争い求めず 

横綱審議委員会の北村正任委員長

 大相撲夏場所5日目の18日、横綱審議委員会(横審)が両国国技館で本場所総見を行い、北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は左上腕付近に負傷を抱え、序盤戦を3勝2敗で終えた横綱稀勢の里に関し、夏場所に出場したことを評価した。

 同委員長は「(優勝争いに絡むという責任を)この場所については求めません。稀勢の里のおかげで相撲人気が上がっている。みんな期待しているから、出て頑張ってもらわないと」と述べた。

 初日から精彩を欠き、左足首負傷で5日目から休場した横綱鶴竜については「もう少し、頑張ってもらわないとね。横綱としての責任を果たしていない」と苦言を呈した。


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