五輪予算、見直し効果3千億円 小池都知事が見通し 

記者会見する東京都の小池百合子知事=12日午後、都庁

 東京都の小池百合子知事は12日の定例記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックの総予算に関し、都と国、大会組織委員会で進めている見直しによって2千億~3千億円の効果が出るとの見通しを示した。

 さらに、都外も含めて仮設施設整備費を都が原則負担する方針を改めて説明した上で、残る大会運営費の負担枠組みについても都と国、組織委、関係自治体で「5月中の大枠合意を目指し、議論を加速して取りまとめていく」と述べた。

 総予算の見直しでは、競技会場の電源などの経費を圧縮することや、組織委の増収の可能性を探るほか、国にもセキュリティーなどで負担を要請する考えを示した。


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