韓国「ろうそく集会」最後の開催 政権崩壊の原動力 

 【ソウル共同】韓国前大統領、朴槿恵被告の親友による国政介入の発覚を機に始まり、政権崩壊の原動力になった「ろうそく集会」が29日、ソウルで開かれた。半年前の昨年10月29日に1回目が開催されてから23回目で、市民団体で構成する主催者「朴槿恵政権退陣・非常国民行動」は最後の集会と位置付けている。

 選挙法の規定で、大統領選期間中は届け出のある遊説以外での特定候補の応援や批判が禁じられている。だがこの日の集会では、韓国に搬入された米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の撤回や非正規雇用の撤廃など、革新系野党陣営に近い主張も出た。


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