首相、6カ国協議再開に否定的 北朝鮮のミサイル発射非難 

 【ロンドン共同】安倍晋三首相は29日午前(日本時間同日夕)、訪問先の英国ロンドンで記者会見し、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議に関し「直ちに再開できる状況にはない」と述べ、早期再開に否定的な考えを示した。北朝鮮の弾道ミサイル発射については「断じて容認できない」と強く非難した。

 首相は、6カ国協議再開に否定的な理由について、北朝鮮が非核化に向けた意思や具体的行動を示していないためと説明。

 同時に、日米や日米韓3カ国の連携強化の重要性を指摘し「北朝鮮への圧力を一致結束して高めていく必要がある」と訴えた。

 6カ国協議を巡っては、中国とロシアが再開を提唱している。


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