2017年4月24日 16:33 | 無料公開
記者会見で今村復興相の辞任を求める文書を読み上げる渡部寛志さん(右から2人目)=24日午後、愛媛県庁
東電福島第1原発事故で福島県から愛媛県に避難し、国と東電に損害賠償を求める訴訟を起こした原告と支援団体は24日、今村雅弘復興相の辞任を求める文書を復興庁に提出すると明らかにした。25日に郵便や電子メールで送る。
今村復興相は自主避難者の帰還を「本人の責任」と発言し、批判を浴びた。原告らは文書で「見過ごせない言葉で、謝って終わらせるわけにはいかない。福島から逃げ出した罪悪感にさいなまれている」と主張。
福島県南相馬市から愛媛県伊予市に避難した原告の渡部寛志さん(38)は「事故の当事者として深く傷ついた。うやむやにする雰囲気を許してはいけない」と話した。