台北で蒋介石銅像壊される 日本人像損壊で報復か 

頭部が切り取られているのが見つかった蒋介石の銅像=22日、台北市内(中央通信社=共同)

 【台北共同】台湾の台北市北部陽明山にある公園付近で22日、初代総統で国民党の最高指導者だった蒋介石の銅像の頭部が切り取られ、赤いペンキが掛けられているのが見つかった。警察が調べているが、現場には頭部がなかった。台湾メディアが伝えた。

 台湾では16日、台南市烏山頭ダムで日本統治時代にダム建設を主導した日本人技師、八田與一氏の銅像の頭部が切り取られているのが見つかっており、これに反発した勢力による“報復”の可能性もある。

 壊された蒋介石像の台座には「(国民党が住民弾圧した)2・28事件の元凶」「殺人魔」と落書きされていた。


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