「サリン系物質」使用確認 化学兵器禁止機関が発表 

 【ブリュッセル共同】化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は19日、シリア北西部イドリブ県での化学兵器によるとされる空爆の被害者10人のサンプルを分析し「(猛毒の神経ガス)サリンまたはサリンに似た物質」の使用を確認したとの結果を発表した。サリンを使用した者については言及しなかった。

 米国や英国は既に空爆でサリンが使用されたとの見解を表明。シリアのアサド政権は関与を否定しており、アサド政権の後ろ盾のロシアなどはOPCWによる包括的な現地調査を要求している。


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