札幌の病院で麻薬帳簿紛失 在庫数合わず、麻取が捜査 

 札幌市厚別区の札幌ひばりが丘病院で、医療用麻薬を管理する帳簿が2年分なくなっており、三十数品目の麻薬の在庫が書類上の数量と一致しないことが9日、関係者への取材で分かった。病院の管理がずさんだったとして、北海道厚生局麻薬取締部が麻薬取締法違反の疑いで捜査している。

 関係者によると、昨年11月に病院側から「在庫の数が合わない」と保健所に連絡があった。同月に北海道や麻薬取締部が立ち入り検査したところ、2013年10月から2年分の帳簿がなく、他の書類との照合から、鎮痛用麻薬フェンタニルなどの在庫が足りなくなっている可能性が浮上した。


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