2016年11月29日 20:59 | 無料公開
対人コミュニケーションが苦手とされる「自閉スペクトラム症」の子どもは、他人の表面的な行動を捉えて、善い人か悪い人かを判断する傾向が強いとの研究結果を京都大や福井大などのチームが29日付の英科学誌電子版に発表した。 自閉スペクトラム症は他人の悪意を理解するのが難しいとの研究報告があり、チームの米田英嗣・京大特定准教授(認知心理学)は「詐欺被害を防ぐ方法の開発や教育現場に役立つ成果」と話している。 自閉スペクトラム症は自閉症やアスペルガー症候群などの総称。