2016年10月25日 05:20 | 無料公開
大阪大医学部内の「オートファジーセンター」で、実験する田中聡司医師(左)と吉森保教授=24日、大阪府吹田市
研究プロジェクトの一環として昨年4月に大阪大医学部(大阪府吹田市)内に設けられていたオートファジー(自食作用)の研究拠点が、正式な医学部付属施設として学内会議で承認されたことが25日、分かった。オートファジー研究でノーベル医学生理学賞が決まった大隅良典東京工業大栄誉教授の弟子、吉森保教授がトップに就任した。
細胞が自らのタンパク質などを分解して再利用する仕組みは、多くの病気にも関わると注目される。消化器内科などの医師と吉森教授ら基礎研究者が情報交換し、実験も実施。基礎と医療応用の世界初の共同研究拠点「オートファジーセンター」として活動を加速させる。