大阪大、オートファジー拠点承認 正式な医学部付属施設 

大阪大医学部内の「オートファジーセンター」で、実験する田中聡司医師(左)と吉森保教授=24日、大阪府吹田市

 研究プロジェクトの一環として昨年4月に大阪大医学部(大阪府吹田市)内に設けられていたオートファジー(自食作用)の研究拠点が、正式な医学部付属施設として学内会議で承認されたことが25日、分かった。オートファジー研究でノーベル医学生理学賞が決まった大隅良典東京工業大栄誉教授の弟子、吉森保教授がトップに就任した。

 細胞が自らのタンパク質などを分解して再利用する仕組みは、多くの病気にも関わると注目される。消化器内科などの医師と吉森教授ら基礎研究者が情報交換し、実験も実施。基礎と医療応用の世界初の共同研究拠点「オートファジーセンター」として活動を加速させる。


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