体外受精で4万7千人誕生 新生児の21人に1人、過去最多 

体外受精で生まれた子どもの推移

 国内の医療機関で2014年に実施された体外受精は39万3745件で、その結果、4万7322人の子どもが生まれたとの集計を、日本産科婦人科学会が16日までに発表した。晩婚化に伴い不妊治療は年々拡大し、実施件数、出生数とも過去最多となった。

 新生児は年間約100万人であることから、21人に1人が体外受精で生まれた計算になる。国内では1983年に東北大で初めて誕生して以来、体外受精で生まれた子どもは累計43万1626人となった。

 調査は同学会に登録している全国約600の医療機関が対象で、14年に574施設が体外受精を実施した。


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