顔面移植の仏女性死去 05年に世界初手術 

 【パリ共同】2005年に世界で初めて顔面移植手術を受けたフランス在住の女性イザベル・ディノワールさんが4月に同国北部アミアンの病院で死去していたことが分かった。49歳だった。詳しい死因は明らかにされていないが、病気のため長期療養中だった。フランス紙フィガロ(電子版)などが6日、伝えた。

 ディノワールさんは05年5月、犬にかまれて上下の唇や鼻の一部、あごなどを食いちぎられた。同年11月、脳死者の女性から顔の皮膚、筋肉などを移植する手術を受け、成功した。


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