ノーベル会議の2委員解任 患者死亡の疑惑医師問題で 

 【ロンドン共同】ノーベル医学生理学賞の受賞者発表を行うスウェーデン・カロリンスカ研究所は6日、研究所の医師の手術で患者が相次いで死亡した問題を巡り、受賞者を決める同研究所ノーベル会議の委員2人を解任すると明らかにした。

 地元メディアによると、解任の詳しい理由は不明だが、2人は元所長で、問題のマッキアリーニ医師の採用に関与した可能性がある。研究所に勤務していたマッキアリーニ氏が行った人工気管移植で患者2人が死亡し、同氏が実績を詐称した疑惑が浮上。捜査当局や研究所が手術内容や採用の経緯などを調べている。


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