京都の人力車にAED 救命活動スムーズに 

座席の後部にAEDが取り付けられた人力車=5日午後、京都市

 京都市の観光名所、清水寺周辺や祇園などを走る人力車1台に5日、心停止状態の人に電気ショックを与えて救命する自動体外式除細動器(AED)が設置された。京都市消防局東山消防署と、人力車で観光客を案内する運営会社「ベリープロジェクト」が連携して始めた。同署によると、AEDを積んだ人力車は全国初という。

 座席の後部に取り付け、乗客をはじめ急病人の救助に役立てる。運営会社はすでに車夫にAEDの使用を含めた救急救命の訓練を受けさせており、これまでもけがをした観光客や急病の近隣住民の救護に一役買っていた。


  • LINEで送る