2016年8月30日 18:07 | 無料公開
内閣府の食品安全委員会は30日、食肉処理場で実施されている生後48カ月超の国産牛の牛海綿状脳症(BSE)検査について、廃止しても人への健康影響は無視できるとした評価結果を、塩崎恭久厚生労働相に答申した。厚労省は関係省令を改正し、BSE検査を原則廃止する。 脚がふらつくといった運動障害などがある生後24カ月以上の牛を対象とする検査は続ける。 国内では2001年9月にBSE感染が初確認された。検査は翌10月から全ての月齢の牛を対象に実施してきたが、段階的に緩和され、13年7月からは生後48カ月超を対象としている。