2016年7月27日 06:10 | 無料公開
インタビューに答える京都大の山中伸弥教授
京都大の山中伸弥教授は27日までに、再生医療に使うために備蓄している人工多能性幹細胞(iPS細胞)の安全性の確認に、人工知能(AI)を取り入れる構想を明らかにした。患者に移植する前に、がんに関わる遺伝子に異常がないかAIで調べる。
iPS細胞の開発から10年を機に共同通信のインタビューに答えた。最先端のIT技術を積極的に導入して再生医療の安全性を高め、実用化を加速させたい考えだ。
山中氏は「膨大なゲノムデータの解析を、見落としなく、客観的に安全性を評価するのにAIを使いたい」と述べた。