「チバニアン」認定目指す 文科相が77万年前地層視察 

千葉県市原市の約77万年前の地層を視察する馳文科相(左)=5日午後

 地球の歴史を表す地質年代の区切りの目印とされる千葉県市原市の約77万年前の地層を5日、馳浩文部科学相が視察した。国立極地研究所などの研究グループが国際学会で「国際標準模式地」としての初の認定を目指しており、認定されればラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と名付けられる見込み。

 国立極地研究所によると、地球の年代は恐竜絶滅などの大きな出来事で区切られ、約77万年前は地球の磁場が逆転した区切りとされている。この時代の鉱物を調べれば、地球のN極とS極の向きが逆転し、入れ替わった様子を詳しく調べることができる。


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