麻酔と誤りインスリン投与、福岡 久留米の病院、寒気で入院 

患者に麻酔薬と誤ってインスリンを投与していたと発表し、謝罪する田主丸中央病院の鬼塚一郎院長(中央)ら=22日午前、福岡県久留米市

 福岡県久留米市の田主丸中央病院は22日、非常勤の医師が昨年12月に30代の女性患者に麻酔薬と誤って不必要なインスリンを投与していたと明らかにした。女性は寒気を訴え、別の病院に一時入院した。同病院の久冨瑞穂副院長は「今後はチェックを徹底したい」としている。

 病院によると、医師は皮膚科を受診した女性に、麻酔薬と間違えてインスリン2ミリリットルを投与。効果がなかったため、誤りに気付いた。麻酔薬しか入っていないはずの冷蔵庫に使いかけのインスリンが保管されており、医師と看護師が十分に確認しないまま取り出して投与したという。


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