大災害時支援受け入れ計画は8% 南海トラフ想定、16府県病院 

 南海トラフ巨大地震で被害が予想される16府県の約600病院のうち、大災害時に人や物資の支援をスムーズに受け入れるための計画を定めたのは8%にとどまることが20日、東北大の調査で分かった。5年前の東日本大震災では多くの病院も被災して混乱、支援の受け入れに課題や教訓を残したが、次の災害への対応が進んでいない現状が浮き彫りになった。

 東北大災害科学国際研究所(仙台市)が2014年12月~15年1月、16府県の2898病院にアンケートを行い614病院が回答した。


  • LINEで送る