2016年2月20日 09:20 | 無料公開
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)でジカ熱対応チームのトップを務めるエイルワード氏は19日、ジュネーブで記者会見し、妊婦の感染と新生児の小頭症との関連について、ますます疑いが濃厚になっているとの見解を示した。関連性の確認には4~6カ月かかる見通しという。 蚊が媒介する感染症のジカ熱は予防ワクチンや特効薬がなく、WHOはワクチンの大規模な臨床試験の早期実施を目指している。 ジカ熱はブラジルなどで流行している。エイルワード氏は、8月のリオデジャネイロ五輪への影響について、開催時期が蚊の繁殖しにくい冬場に当たることなどから大きな問題はないと指摘した。