18歳未満脳死、問題なし 厚労省、計6例を検証 

 厚生労働省の脳死移植に関する検証会議は15日、2013年5月に国立病院機構呉医療センター(広島県)で脳死判定された15歳以上18歳未満の男性の事例を含む計6例について、救命治療や脳死判定、臓器提供の進め方に問題はなかったとする検証結果をまとめた。

 呉医療センターの事例は、18歳未満からの脳死移植としては4例目だった。脳血管障害で入院していた男性は13年5月10日に脳死と判定され、心臓は東京大病院で、肝臓は広島大病院で、膵臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で、腎臓は広島大病院でそれぞれ移植された。

 18歳未満では、虐待を受けていないことを確認する。


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