乳児虐待死、父に懲役8年の判決 鳥取地裁 

 生後4カ月の長女に暴行を繰り返して死なせたとして、傷害致死と傷害の罪に問われた父親の無職山形慎也被告(22)=鳥取県倉吉市米田町=の裁判員裁判で、鳥取地裁は27日、懲役8年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。

 辛島明裁判長は判決理由で「被害者が命を絶たれた結果は重大。親族が育児に協力してくれる比較的恵まれた環境だったのに、全く抵抗できない被害者に執拗な暴力を加えた精神状態は未熟だ」と指摘。一方で「暴行の態様が格段に悪いとまではいえない」と述べた。


  • LINEで送る