犬虐待疑いで書類送検、茨城 ボランティア訪問で発覚 

元ブリーダーの男性が飼育していた犬=2015年11月、茨城県常総市

 犬27匹を劣悪な環境で飼育して虐待したなどとして、茨城県警常総署は20日、動物愛護法違反と狂犬病予防法違反の疑いで、同県常総市の元ブリーダーの男性(79)を書類送検した。

 動物愛護団体などによると、男性の自宅兼犬舎は昨年9月の関東・東北豪雨で被災。復旧作業に訪れたボランティアが、悪臭を放ち、ふんが堆積している中で飼育されている犬を発見し、愛護団体が11月に県警に通報した。男性はその後、ブリーダーの廃業届を出した。

 送検容疑は昨年11月、犬舎の清掃や消毒をせず、犬3匹の死体を放置し、チワワやシバイヌなど27匹の健康管理をせずに放置して虐待するなどした疑い。


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