不正プログラム提供で有罪 認証作業を回避、神戸地裁 

 パソコンのソフトを正規の認証作業なしで使用可能にする不正プログラムをインターネット上に提供したとして、不正競争防止法違反などの罪に問われた岡山県倉敷市、無職谷田茂樹被告(47)に、神戸地裁(平島正道裁判長)は8日、懲役2年、執行猶予5年、罰金200万円(求刑懲役2年、罰金200万円)の判決を言い渡した。

 平島裁判長は判決理由で「被害会社の営業利益を損ね悪質な行為だが、組織的ではない」と述べた。

 判決によると、利用制限がついている体験版ソフトの制限を外す不正プログラムをサーバー上に置き、ダウンロードできる状態にしたなどとしている。


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