抗がん剤死亡の経緯非公表 千葉県がんセンター 

 千葉県がんセンター(千葉市)に入院していた肝臓がんの男性が3月、血管内を通したカテーテルで抗がん剤などを投与され3日後に死亡した問題に絡み、センターの事故調査委員会は15日、調査結果の一部を公表した。男性の家族から了承が得られなかったとして、死亡した経緯などについては明らかにしなかった。

 調査委は担当した50代の男性医師が2014年5月~15年3月に実施した同様の治療6例についての経緯を発表。6例のうち5例は、患者や家族に治療方針を事前に十分説明していなかったと指摘した。

 治療は3月16日に行われ、脚の付け根の血管から患部へ管を通し、抗がん剤などを投与。


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