2015年3月20日 18:40 | 無料公開
ロシア極東のアムール州で日本人の知人男性を刺殺したとして、殺人罪などに問われた湧川泰明被告(37)に大阪地裁は20日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。 共犯とされた湧川被告のロシア人妻(30)などを、ロシア当局が取り調べた映像の信用性が争点だったが、斎藤正人裁判長は「捜査官の誘導もなく自らの体験をありのままに語っている」と認めた。 判決によると、湧川被告は2006年9月、アムール州で、妻とその知人のロシア人(32)と共謀し、大阪府東大阪市の中古車販売業の田中康文さん=当時(34)=を刺殺した。 妻らはロシアで逮捕され、有罪判決を受けた。