大震災被災家庭、正社員が減少 父親職業でアンケート 

 子どもの貧困問題に取り組む公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」(兵庫県西宮市)は23日、東日本大震災で被災した家庭に父親の職業をアンケートしたところ、正社員の割合が減り、非正規雇用が増えたとの結果を発表した。

 震災前に68・4%だった正規雇用の割合は、震災後は62・7%に減少。一方、派遣社員やパートなどの非正規雇用は4・7%から8・7%に増加した。無職も1・4%から4・4%に増えた。世帯収入の平均は359万円だった。

 アンケートは昨年5~9月、震災で被災し、奨学金を受け取っている世帯などを対象に実施。主に岩手、宮城、福島各県から回答を得た。


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