6千万円脱税容疑で告発、名古屋 機械製造会社 

 生命保険の名義変更に伴い会社が受け取った代金を収入から除外し、約6千万円を脱税したとして、名古屋国税局が法人税法違反容疑で名古屋市緑区の金属加工機械製造会社「SEG」と屋嘉比淳一代表取締役社長(56)を名古屋地検に告発していたことが13日、分かった。

 関係者によると、SEGは同社名義で契約していた生命保険を屋嘉比社長名義に変更。その際、社長がSEGに支払った代金約2億円を雑収入に計上せず、2011年12月期にこの所得を隠し、法人税約6千万円を免れた疑いが持たれている。

 この保険は一定期間保険料を支払うと、解約時の返戻率が極端に上昇する仕組み。


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