研究不正、東大の学内で議論へ 医学部、学生が要望 

 臨床研究に絡む不正などの指摘が相次ぐ東京大医学部が、学生の要望に応じ、教員と学生による研究倫理に関する会合の開催を検討していることが26日、分かった。「患者を救う真摯な医療ができるのか」と公開質問状を出した学生が、大学側を動かした形だ。

 医学部6年岡崎幸治さん(24)ら有志5人が23日、一連の研究不正について学生への説明を求める公開質問状を浜田純一学長らに宛てて出した。

 質問状は、報道が相次ぐ一方、学生に何の説明もなかったと指摘し「東大医学部で学んでいることに自信が持てなくなっている」「真摯な医療を国民の信用を得て実践できるのか」と訴えた。


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