八甲田・十和田「雪の回廊」貫通 国道両脇に迫力の白い壁 

貫通式を前に除雪作業が続く「八甲田・十和田ゴールドライン」=27日午前、青森県の傘松峠

 青森市と十和田湖近くを結ぶ「八甲田・十和田ゴールドライン」(国道103号)の冬期閉鎖区間(約8キロ)の除雪作業が終わり、中間地点の傘松峠で27日、貫通式が開かれた。一般車両が通行できるのは4月1日から。

 青森県によると、除雪によって道の両脇に積まれて出来上がる「雪の回廊」は、高さ約8メートルに達する場所もあるという。

 県が委託した民間業者の「八甲田除雪隊」の隊員約20人が、ロータリー車など計10台を使い、青森市側と十和田湖側の双方から除雪作業を進めていた。

 隊員が貫通したばかりの道路の「通り初め」をして、「八甲田除雪隊の歌」を高らかに歌った。


  • LINEで送る