マダニ感染症、全国に分布 草木の多い場所は注意を 

 マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のウイルスが、これまで患者の報告例がある西日本だけでなく、北海道や東北、関東で採取されたマダニからも見つかったことが25日、厚生労働省研究班の調査で分かった。

 厚労省は「全国に広く分布していると考えられ、草や木の多い場所に入る際は肌を出さないよう注意してほしい」と呼び掛けている。

 研究班が26道府県で植物やシカに付着したマダニを調べたところ、これまでに患者が報告されている9県のほか、北海道、岩手、宮城、栃木、群馬、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、和歌山でウイルスが確認された。


  • LINEで送る