IOC新会長、競技選定柔軟に 上限数にこだわらず改革 

就任の記者会見をする、IOC新会長のトーマス・バッハ氏=10日、ブエノスアイレス(ロイター=共同)

 【ブエノスアイレス共同】国際オリンピック委員会(IOC)の第9代会長に就任したトーマス・バッハ氏(59)=ドイツ=が10日、選挙が行われた総会終了後にブエノスアイレスで記者会見を開き、五輪の実施競技選定について現在の上限28競技にこだわらずに改革を進める考えをあらためて示した。

 バッハ会長は「競技よりも種目に着目すればより柔軟に対応できる」と指摘。参加選手数と恒久施設の数を制限し「その範囲内であれば多少種目数が増えても影響はない」と語った。ただ、IOC内で議論が必要として「(改革には)しばらく時間がかかる」とした。


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