TPP、9月中旬まで集中交渉 関税撤廃で、米国など6カ国と 

 政府が環太平洋連携協定(TPP)交渉の最大の焦点である関税撤廃をめぐり、交渉が遅れている米国、カナダ、オーストラリア、ベトナム、ペルー、チリの6カ国と、9月中旬までに2国間交渉を集中的に行う方針を固めたことが8月31日、分かった。遅れを取り戻し、9月中旬の首席交渉官会合に状況を報告するとみられる。

 ペルー、チリを除く4カ国とは8月22~30日に開かれたブルネイ会合で2国間協議をしたが、関税撤廃提案の交換はせず、本格交渉には入れなかった。ペルーとは提案を交換したが協議を先送りし、チリとは協議も提案の交換もできていない。


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