中部電、給与引き下げ提案 浜岡停止で経営悪化 

 中部電力が来年4月から従業員の給与を引き下げる方針を固めたことが31日、分かった。27日に労働組合側に提案した。浜岡原発(静岡県御前崎市)停止の長期化や燃料費の高騰で収益環境が厳しさを増しており、従業員の給与まで踏み込んで経営効率化を進める。

 組合に対しては、給与引き下げを含め人件費全般を削減していく意向を説明。福利厚生費や出張旅費の削減も検討する。具体的な引き下げ幅は示しておらず、今後協議していく。

 中部電は賞与の引き下げについても組合と議論する方針。


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