被災地球児を甲子園開会式に招待 8月8日開幕 

 日本高野連は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月8日に開幕する第95回全国高校野球選手権大会の始球式と開会式に、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県から球児計3人を招待すると発表した。3人はそれぞれ地元で記者会見し「全国からの支援に恩返しをしたい」と意気込みを語った。

 始球式で投手を務める岩手県立宮古北高3年の山本将大さん(18)は、約110キロ離れた同県立西和賀高との連合チームで県大会に出場したが、初戦で敗れた。

 震災で祖父を亡くし、現在は仮設住宅で両親や祖母、弟と暮らす。ポケットに祖父の写真を入れて、小さいころからの憧れの舞台に立つ。


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