浦和学院・小島が完全試合 準々決勝の埼玉平成戦 

3月、選抜高校野球の北照戦で力投する浦和学院の小島和哉投手=甲子園

 今春の選抜優勝投手、浦和学院の小島が25日、埼玉大会準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成した。「正直うれしい。一人一人打ち取ることを心がけた結果」と笑顔を見せた。

 切れのある直球にカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球で9三振を奪い、芯にとらえられた打球はわずか数回と、九回2死までは完璧な内容。27人目の打球は一、二塁間を抜け記録達成ならずと思われたが、右翼手が一塁に好返球で珍しいライトゴロが成立し、劇的な幕切れになった。小島は「最後に打たれたのはまだ甘いから」と反省も忘れなかった。打っても3安打2打点の大活躍。


  • LINEで送る