脱法ハーブ事故に有罪判決 危険運転致傷、名古屋地裁 

 脱法ハーブ吸引による運転で事故を起こし、生後6カ月の乳児を含む6人にけがを負わせたとして、危険運転致傷の罪に問われた会社員高橋悌一郎被告(30)に、名古屋地裁は12日、懲役2年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 判決理由で、入江猛裁判官は高橋被告が急な車線変更をしていることや、事故後に意識がもうろうとした状態となっていたことなどから、「事故直前に脱法ハーブを使用したと強く推認される」と指摘。

 「被告は2、3年前から吸引を繰り返しており、事故を発生させる危険性を認識していた」として、危険運転致傷罪を適用した。


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