「ほっとした」と吉田選手 IOC理事会から帰国 

IOC理事会が開かれたロシアから帰国した吉田沙保里選手。後ろは日本レスリング協会の福田富昭会長=1日午前、成田空港

 2020年夏季五輪実施競技の残り1枠を争う三つの最終候補に残ったレスリングの吉田沙保里選手(ALSOK)と日本協会の福田富昭会長が1日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が開かれたロシアのサンクトペテルブルクから成田空港に帰国した。吉田選手は「ほっとしている。支援してくれた皆さまに感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを口にした。

 精力的にロビー活動をした同選手はやや疲れた表情も見せたが、空港に居合わせた利用客と握手するなど、喜びを分かち合った。福田会長は最終決定する9月のIOC総会に向け「改革を目に見える形にしていく。ロビー活動も大事」と気を引き締めた。


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