東証、円安傾向一服で反落 一時、1万5000円割れ 

 16日午前の東京株式市場は、外国為替市場の円安傾向が一服したことや、最近の株価急上昇による高値警戒感からの売り注文が広がり、日経平均株価(225種)は反落した。取引時間中に一時、1万5000円を下回った。

 午前終値は前日終値比163円08銭安の1万4932円95銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は18・19ポイント安の1234・66。

 前日の米国株高や、1~3月期のGDP速報値が年率換算で3・5%増と市場予測を上回ったことを受け、買い注文が先行した。ただ、当面の利益を確保しようとの売り圧力も強く、前日終値を挟んだ値動きとなった。


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