カメの引き取りやめます 多摩川「おさかなポスト」 

おさかなポストのいけすでカメの世話をする山崎充哲さん=4月25日、川崎市多摩区

 多摩川の生態系を守ろうと、外来種の魚などを引き取っている川崎市多摩区の「おさかなポスト」を管理するNPOが、持ち込まれるカメが増え過ぎたとして引き取りを中止した。現在約250匹を預かっており、対応に苦慮している。

 大半は「ミドリガメ」と呼ばれる外来種のミシシッピアカミミガメ。ペット店や祭りの屋台で販売されているが、川などに捨てられ生態系を破壊するとして、駆除の必要性が指摘されている。

 2005年のポスト設置直後から「育てられない」との相談が相次いだため、引き取って学校などに飼育を依頼していたが、持ち込まれるペースに追いつかず4月中旬、引き取りを中止した。


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