本願寺派の光真門主が引退表明 後継は長男か 

引退を正式表明する浄土真宗本願寺派の大谷光真門主=15日午前、京都市下京区

 浄土真宗本願寺派の大谷光真門主(67)は15日、本山・西本願寺(京都市下京区)で門信徒らに、引退を正式表明した。第25代門主には長男で築地本願寺副住職の光淳新門(35)が就く見通し。

 光真門主は、訪れた門信徒ら約3500人を前に「来年6月5日をもって門主を退任することにしました。(後継の)新門は新鮮な感覚と知識をもって任を果たしてくれると思う」と述べた。

 本願寺派の門主は宗祖親鸞の血を引く大谷家が世襲しており、交代は1977年以来となる。

 光淳新門は77年京都府生まれ。92年に得度し、門主後継者である新門になった。


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